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久しぶりの更新ですね。 久しぶりすぎてわけわからないです
どうも私は集中力が希薄なんですね・・・短期集中力はそれなりだと思うんですけどね・・・
それはさておきタイトルですが、オランダフットボール界の最高クラスの人材が天に召されてしまわれました
その名をヨハン・クライフと言う。 1974年西ドイツ大会2次リーグのブラジル戦での素晴らしいゴールから「フライングダッチマン」と呼ばれたりもする
クライフと言えばトータルフットボールという言葉がついて回りますが、実際にはこれを考案したのはこの時の監督です。 けれど、クライフがいなければ実現はできなかったであろうというのが一般的な考え方です。 私も正確に理解しているわけではないのですが、トータルフットボールとは確か「全ての選手がFWでありMFでありDFである」というスタイルだったかと
ポジションという概念に縛られない流動的なシステムであり、フットボール界において革命と言えるものでありました
このトータルフットボール、実はこの時しか実現できてない。 1974年だけです。 というのも理論上これの実現はかなりの難易度を要する。 GKを除く全選手がFW・MF・DFのできるユーティリティプレイヤーであり、尚且つ高レベルで、各自がその瞬間瞬間でどのポジションを埋めるべきかを判断できる頭脳を持ってないといけない。 現実的にはそんな素晴らしい選手は一人いればラッキー、ってくらいにいません
ではこの当時のオランダにはいたのか? 10人もそんな凄い選手が?
いませんでした。 いなかったのになぜできたのか、そこでクライフなのです。 この時のオランダの選手たちのレベルは確かに高くユーティリティ性能も高かった。 そしてあと必要であった頭脳をクライフが担ったのです
私はこのブラジル戦のDVD持ってるのだけど、まーなんていうか指揮者ですね。 タクトが見えるかのようです。 ともすれば審判すら不要、とまでゲームを支配しています
そして個人の能力も高い。 「フライングダッチマン」と呼ばれるゴールはサイドからのクロスにジャンピングボレーで合わせたシュートなのですが、これだけならフットボールを数多く見ればいくらでもあります。 なぜこのシュートがそんなに高く評価されるのかというと、ただ合わせたシュートではないからです。 きちんと相手GKを見てシュートしてるのです
ジャンピングボレーの大半はボールに触る、当てる、までしか意識してないことが多い。 しかしこの時のクライフは体の伸びきった態勢でありながら、GKの反対を付いたシュートをしている。 だからこそ素晴らしいシュートとして後世に語られているわけです
クライフは他にもクライフターンと呼ばれる個人技があり、これは現代でも使われているテクニックです。 プレーヤーとしても極めて高レベルの人でした
さて、先に挙げたトータルフットボールですが、なぜクライフに語られる言葉なのかというと、選手と監督の両方で実現させたのは彼だけだからです。 スペインでバルセロナの監督をしていた時に、「ドリームチーム」と言われたチームで成し遂げています
フットボール界に大きな影響を与えた彼ですが、能力が突出していたこともあるのでしょうけれど、毒舌でも知られています。 てーか、先ほど1974のDVD持ってると言いましたが、この試合中でもかなり嫌な人です。 機会があれば見てください、見てるだけでわかるくらいには嫌な人です
オランダにもこれまで数多くの素晴らしい選手がいました。 今もいます。 それでも今後もオランダの名選手といえば真っ先に挙がるのはこの人でしょう
ご冥福をお祈りします
はい、そんな感じで
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