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やる気はないのでやってみない

毒吐き場。 まともに続ける気は欠片もない。 ある日突然消してるかもしれません。 まあそんな感じ

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愚痴が続いてるので

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なろう系読み出して延々愚痴吐きの記事ばかりだと思ったので、たまにはよかったものを語ろうと思う

今まで語ってきたものは主に男子・男性向け作品だったが、女子・女性向けの作品もある。 俗に「悪役令嬢もの」と言われる作品だ
多くの場合において、現実世界でハマっていた乙女ゲーム世界に転生し、その中でヒロインを虐げていた悪役令嬢になってしまったーという展開の物語です

が、これはすでに言われていることですが、そもそもゲームに悪役令嬢なんてふつー「いない」
探せばいるものもあるかもしれませんが、基本的にいないしいるわけがないのです。 どうしてこんな設定が生まれたのかがわからない

そもそも乙女ゲーというものはいくつか用意されたイケメンさんとの甘いロマンスを楽しむものです。 よくできたデザートなわけです。 ヒロインとイケメン攻略対象の甘い物語を楽しもうという中で、悪役令嬢とやらのざまぁな展開はスパイスであり、甘いデザートに七味やわさび入れますか? って話です。 ライバルキャラというものはたいがいいますが、クライマックス過ぎれば友達になるというのが極めて一般的です

なので実はこの悪役令嬢ものというジャンルは男性が作ったのではないかと私は思ったりしています


無駄な話に行数かけてしまいましたが、今回語りたいのは「悪役令嬢なのでラスボス飼ってみました」です。 毎度言うのがめんどくさいですが原作は未読ですし今後も読みません

話自体はオーソドックスな悪役令嬢ものであり、意外性はほぼありません。 このジャンルが抱える難点も持っています。 ただひとつだけこの話の設定を強く評価したい点があります
それは主人公が悪役令嬢のままであることです。 正確には元々悪役ではなく性格がキツめで誤解を受けてるということで、そのキャラのまま最後まで行くところです

このジャンルの悪いところなのですが、「ゲーム世界に転生」で元のキャラと別人になるという話作りがとてつもなく多い。 つまらなかった作品はほぼこれで、おもしろかったものでもこれは多い。 例えゲームキャラだろうとスタート時が絶望的な状態であろうと、人の人生を奪って物語を作られるのは正直気持ち悪い。 どんなにわがままで嫌な子であっても、そして主人公がどんなに素直な良い子であっても、主人公がそのキャラを消して成り代わってるってことですよね? それはちょっとなぁ。。。

この作品の場合、現代日本で入院していてそこでハマっていたゲームだ! とはなるのですが、その子にはならないのです。 主人公アイリーンはアイリーンのままであり、転生前についてはその記憶を利用するにとどまってるところがいいと私は思います
またこの作品においてアイリーンがアイリーンのままであるということはクライマックスに影響しており、もしかしたらこの設定へのアンチテーゼなのかもしれません

と評価はしているのですが、先に挙げたようにこのジャンルが抱える難点もあり、手放しで褒められる作品でこそありませんけれど、総合としてはよくできたラブコメ作品だと言えるでしょう


短くきれいにまとまっているのですが、最大の難点としては乙女ゲーの世界と銘打ってるにもかかわらず攻略キャラが異常に少ないことですね。 第2王子・近衛騎士候補、そして隠れキャラの魔王の3人です。 ゲームの記憶を得たことで魔王と関わっていくアイリーンですが、本来2周目以降の隠れキャラの魔王を除くと攻略キャラが2人ということになる。 いやいや、そんな乙女ゲーありえないだろ
ただしこの攻略キャラが少ないことは本編をテンポよく進めるという意味ではとても効果あったので結果的にはよかったと言えると思うのですが、設定との祖語が生まれているとも思える


さて、キャラがキャラであること以外特段褒めてませんが、それくらい割とよくみる感じのお話の筋なわけですが、それをマンガ家がおもしろく描いていることこそがこのマンガを褒めるべきところだと私は思っています。 誤解のないように言いますが原作を貶めているつもりはありません。 意外性はあまり無いけれどよくまとまったおもしろい話だと思っています。 その上でよりマンガとしておもしろくしていると言いたいわけです

話自体がそうなので問題はありませんが、作者さんはギャグマンガ寄りの絵柄であり、敵役となる第2王子や近衛騎士候補たちがあまりイケメンに描かれてないのは少々マイナス点かもしれません。 モブを含めキャラとして格好良いキャラはいますが、見た目として格好よく描かれているかと聞かれると答えにくいというのが本音です


最後にひとつだけ気になるのが、このマンガは原作者・マンガ家どちらの言葉も全く無いことです。 後書きというものがありません。 おまけマンガなどはあるのですが言葉が全く無い
こんなの今まで全く見たことがない。 ふつー原作者から一言でもあるでしょう。 またSSなどもない。 さらに1巻にこそあるものの、2巻3巻では原作広告すら無い。 驚くほど原作者との関わりが見当たらない。 これちょっと異常ですよ? 原作者かマンガ家と揉めたんですかね? 角川はあまりいい話を聞かないためトラブルがあったのかなとしか思えないですね


微妙にいいことをあまり言えてない気がしますが、ふつーに楽しめるいいマンガでした。 それだけは最後にお伝えしておきたい



はい、そんな感じで
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